よくあるご質問に対する回答です。

カウンセリングについて

カウンセリングとはどんなものですか?

当室のカウンセリングとは心理学の専門家であるカウンセラーが、ご来室になるクライエントのお悩みをお聞きし、心理学的な視点からお悩み解決のお手伝いをするものです。

どのような人がカウンセリングにくるのですか?

精神科・心療内科で現在治療中の精神疾患がある方から、現状お悩みがなくてもこころの状態を常に良い状態を保つためのメンテナンスとして来られる方まで様々です。人間関係や仕事・学業の成果、生き方などなんらかのお悩みや辛い気持ちを抱え、現状を改善したいという気持ちをもって来られる方が多いです。

カウンセリングは定期的にいかなくてはならないものですか?

必ずしもそうではありません。
確かに、こころの状態を考えると理想は定期的に通うことです。多くの方は1週間~1ヶ月に一度など頻度を決めて定期的に来られます。しかし、いろいろなご事情で定期的に来ることが難しい方もいらっしゃいますし、カウンセリングの効果はカウンセラーとの相性で大きく変わります。ですので、まずは一度お越しになり、カウンセラーとの相性を考えてから次回以降を決めるということでもよいと思います。

Qカウンセリングは初めてなのですが...

A精神医学・心理に対して全く興味をもったことがなくカウンセリングがどのようなものかよくわからないという方もいらっしゃいます。お気軽にご来室いただければと思います。


Q悩みはあるけれど、自分の気持ちがわからず何を話すべきかわかりません。

A「自分の気持ちがわからない」「何を話すべきかわからない」という方でも、カウンセラーと話していくうちに徐々に自分の気持ちがはっきりとしたり、お考えが整理されたりして気持ちが楽になっていくものですので、「うまく話さなければならない」と気構えなくても大丈夫です。


Qたいした悩みでなくても、相談してもよいですか?

Aたとえ他者から些細と言われてしまうことであったり、なかなか人から見えなかったり理解されなかったりすることであっても、本人にとっては大きな問題であるということも少なくありません。「この程度のことを相談していいんだろうか?」などと、どうか心配なさらないでください。


Q人と話すのが苦手で緊張してしまうので、うまく話せないかもしれないのですが…

Aカウンセリングにいらっしゃる方の中には対人関係が苦手だったり、緊張しやすい方も少なくありません。話はまとまっていなくてもかまいませんので、お話ししやすいところからお話しいただければと思います。

当室について

ルームの中はどのような空間ですか?

当室のルームは受付や待合室はありません。カウンセラーが1名でお待ちしておりますので、刺激に敏感でたくさんの人に会うことが苦手な方や賑やかな環境が苦手な方でも、静かな落ち着いた環境でリラックスしてカウンセリングをお受けいただけます。

カウンセラーはどのような人ですか?

当室では30代~60代まで男女3名のカウンセラーが所属しております。全員、臨床心理士か公認心理師、もしくはその両方の心理学の資格を有しております。カウンセラーひとりひとりの詳しいご紹介はカウンセラー紹介ページに掲載しております。

女性カウンセラー希望なのですが、指名はできますか?

はい、できます。
当室のWEB予約はカウンセラーを指名して予約することができます。カウンセラーのご希望がある場合、カウンセラープロフィールをご確認の上、ご予約ください。

カウンセラーは変更できますか?

はい、できます。
担当中のカウンセラーの次回予約をとらず、WEBサイトの予約システムから別のカウンセラーで予約していただければ、担当中のカウンセラー本人にカウンセラー変更希望の旨をお伝えいただく必要はございません。カウンセリングの記録の引き継ぎを希望される場合は、新旧の担当カウンセラーのどちらかにその旨お伝えください。

カウンセリングに行くときには保険証や身分証は必要ありますか?

持ち物は特にございません。
当室のカウンセリングは医療行為ではありませんので、健康保険の適用外となります。

診断書を書いてもらいたいのですが…

当室でのカウンセリングや心理検査では、不安障害・強迫性障害など精神疾患やADHD・自閉症スペクトラム症候群など発達障害の傾向の有無をお伝えしたり、心理検査結果をお渡ししたり、それらのお困りごとの対策方法についてお伝えしたりすることはできますが、診断書は医師のみがかけるものですのでかかりつけ医にご相談ください。

心理検査について

Q補助検査を受けるとどのようなメリットがありますか?

A言語理解、知覚推理、ワーキングメモリ、処理速度の各指標を算出するには、それぞれ2-3種類の下位検査の結果を最低限必要としますが、同一の指標に関わる下位検査間で結果が大きく異なる場合、各下位検査の結果やそこから算出される認知能力別指標をどのように捉えるべきか判断が難しいときがあります。このときに補助検査の結果がありますと、検査結果を適切に解釈し、受検者の特性を正しく理解することに役立ちます。


Qどの心理検査メニューを選ぶべきかわかりません

A選択に迷われる場合はWAIS-IV・AQ・CAARS 検査( 補助検査オプション込)をおすすめします。WAIS-IVは一生のうち何度も受検するものではありませんし、補助検査のみ受検することはできませんので、せっかくの機会であれば補助検査まで受検いただくことをおすすめします。WAIS-IVスピード検査は結果の詳細な説明などはつきませんので、高知能会員制グループMENSAへの入会目的で数値のみ知りたい方や、WAIS-IVを過去に受けたことがある方、知能検査WAIS-IVについてある程度知識がある方などが受検されることが多いです。


QWAIS-IV 下位検査※の結果を教えてほしい

A下位検査結果の非専門家への開示は行わないことが一般的です。当室は、WAIS-IVの発行元である(株)日本文化科学社の方針に従い、下位検査結果の一覧をクライエントにお渡しすることはせず、フィードバックの補助資料としての利用にとどめております。
 ※下位検査=WAIS-IVで実施される10~15種類の検査


Q「想定よりIQが低くショックです」 / 「IQが高かったら人生楽勝?」

A知能があたかも「人間の良し悪しがわかる数値」のように語られることがありますが、事実は異なります。知能検査WAIS-IVの結果は、あくまでWAIS-IVという一つの指標を通してみた人間の一側面でしかありません。知能という概念もWAIS-IVという心理検査も人間が作ったものであり、人間のすべてがわかるような万能なものではありません。この検査を過大に評価したり、表面的な数字に踊らされることは良いこととはいえません。受検したことを有意義なものとできるかは検査結果の受け止め方次第です。どのように受け止めればよいかわからないときはカウンセラーに率直にお話ししてみてください。

資格について

臨床心理士とはどのような資格ですか?

公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が実施する試験に合格した人に与えられる心理専門職の証となる資格です。この試験の受験資格は主に大学院で心理学の修士号を取得した人となります。公認心理師よりも歴史が長く、心理学の専門性の高さを示す根拠として信頼されている資格といえます。詳細は日本臨床心理士資格認定協会の公式WEBサイト(外部サイト)をご覧ください。

公認心理師とはどのような資格ですか?

心理学系の唯一の国家資格です。大学で心理学の学士号を取得し、実務や大学院での取り組みを経て国家試験受験資格が与えられます。2018年にできた新しい資格であるため、上記の条件を満たさない、すでに心理学の仕事についていた人や大学生・院生のためにも資格取得に関する経過措置がとられていました。詳細は厚生労働省のWEBサイト(外部サイト)をご覧ください。